「みんなのGo言語」の執筆に参加しました

技術評論社から発行される「みんなのGo言語」という書籍の執筆に参加しました。本日、9月9日発売です!

gihyo.jp

みんなのGo言語【現場で使える実践テクニック】

みんなのGo言語【現場で使える実践テクニック】

Goと自分

Goは2009年に一番最初にリリースされたときにちょっと触っていて、このblogにもいくつかエントリを書いていました。 golang カテゴリーの記事一覧 - 酒日記 はてな支店

その後、実際にプロダクションで使うことがなかったのでしばらく離れていたのですが、 2013年頃からGoが盛り上がってるなという雰囲気もあり、

で、ここ数年はもっぱら Go をメインで書くようになっていました。公開している OSS としては

をはじめ、いろいろあります。Perlをメインで書いていたときも CPANに上げていたもの があるのですが、ほとんどがライブラリで、いわゆるアプリケーションは少数でした。

Goではライブラリよりもアプリケーションを多く公開するようになったのが面白いなと、今振り返って思います。これはGoが、デプロイのしやすいシングルバイナリで動作するアプリケーションを書くのに向いている、ということ無関係ではないでしょう。

執筆について

Go製の OSS をいくつか公開していたことからか suzuken (id:suzu_v) さん、id:mattn さん経由で声を掛けていただいて、共著で執筆することになりました。雑誌記事は WEB+DB PRESS に書いたことがあるのですが、書籍は初めての経験です。

自分がどういうことについて書けるかを考えた結果 (言語自体には特に詳しくもないですし)、Goでこれまで書いて、本番で運用してきた実用アプリケーションを作り上げることについてのTips的なことならば書けそう。ということで、本書では第3章の「実用的なアプリケーションを作るために」という内容で執筆させていただきました。

内容は本当にTips的で、最初に一通り書いたところではあまりに断片的すぎた感があったのですが、編集のかたや共著者のレビューでお力添えをいただいて、なんとかまとめることができました。

本書について

本書は、最初からGo自体の入門書ではなく応用のための実用書、という位置づけで書かれていて、どの章も現場でGoをつかって仕事をする人に役に立つ内容になっていると思います。A Tour of Go や プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES) で言語自体を学んだ上で、実際になにかまとまったものを書き始める時に、よいお供になると思います。144ページと気軽に読める分量で、お値段も1980円(本体)と比較的安価ですので、是非お手にとっていただければと思います。

最後に

connpass.com

リリースパーティーを開いていただけるそうで、自分もビールを美味しく飲みにお邪魔する予定です。まだ定員に余裕があるようなので、こちらも是非よろしくお願いします。