ecspresso tasks --trace でECSタスクのイベントログを一括表示する tracer を使えるようにした

メリークリスマス!(フライング)

AWS Containers Advent Calendar 2021 6日目の記事です。


先日、github.com/fujiwara/tracer という結構便利なやつを作りました。Amazon ECS タスクに関連するイベントとログを一括で出してくれる、シンプルな CLI です。

github.com

解説記事はこちら(会社のアドベントカレンダー)に書きましたのであわせてご覧下さい。

techblog.kayac.com

tracer は単体の CLI で動作するのでどのような手段で管理している ECS タスクにも使えるのですが、これを ecspresso からも呼び出せると便利では? と思い立ったのでそうしました、というのがこの記事です。

ecspresso tasks --trace

tracer は ECS クラスタ名とタスクIDを指定して動作します。ecspresso には tasks コマンドがあり、これは ecspresso が管理しているクラスタからタスクを特定する機能があります。つまり、

$ ecspresso tasks --trace

として、ecspresso 側でタスクを特定して、そのIDをtracerに引き渡して実行すれば完成です。実質10行ちょっとのpatchで実装できました。よかったですね。(tracer のコードを package として ecspresso 内部に組み込んであるので、tracer コマンドは不要です)

動作デモはこんな感じです。

ecspresso v1.7.2 で使えます

先ほどリリースした ecspresso v1.7.2 から使えます。

github.com

どうぞご利用ください。