YAPC::Tokyo 2019でAWS X-Rayによる分散トレーシングの発表をしました

2019年1月26日に開催された YAPC::Tokyo 2019 にて、「Perlでも分散トレーシングしたい! - AWS::XRayによる解析とその実装」というタイトルの最後で発表してきました。

yapcjapan.org

発表資料はこちらです。

speakerdeck.com

ほとんどのクラウドベンダーやマネージドサービスで Perl SDK が提供されていない昨今ですが、AWS X-RayPerl で使いたいがために AWS::XRay を書いたよ、例として ISUCON 8 本選問題を解析してみたよ、という話です。

X-Ray は分散システムでなくても (従来型の RDBMS を使うだけの Web アプリケーションでも) パフォーマンス解析に有用で、使い始めるのに手間もないので興味を持ってもらえた人がいたら幸いです。

会場で挙手してもらった感じでも分散トレーシング自体それほど広く認知されてないようで、そのへんもあってちょっと集客がうまくいかなかったな… というのが反省点ですね。タイトルや内容の工夫の使用がもうちょっとできた気がします。


今回の YAPC でもう7回目の発表で、自分にとっての故郷的な感が強いカンファレンスです。

アクティブな CPAN Author が年々減っていたりと、今後開発のメイン言語として Perl が採用されることはどんどん減っていく流れは明白で寂しい限りなんですが、それでも400人近い人が集まって、Perl入学式などで入門してくる若者もいて、活気があって楽しかったですね。Songmuさんの男泣きにはぐっと来るものがありました。

次回、京都であるかも知れないということなので、楽しみにしています!